新王子様裏Room

□聖なる夜〜恋人と過ごす特別(VIP)な時間〜
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*篤京(アツ)視点

『秘密のプレゼントは?』


合宿宿舎棟大曲自室
その相手を待ち侘びる俺ーー


「すまねぇし…待たせか?
突然お前からLINE貰った時は驚いたが…
用件聞いて納得したし。
修二の好みのプレゼントを
探したいんだったな?俺は意識してねぇから
気付かなかったが…言われてみりゃ
もう直ぐXmasやな…それで?
どんなのが良いんよ?」


「大まかな物は決めてるが…
お前の意見を取り入れたいと思ってな?
大曲(お前)は俺とは違って修との
ダブルスだし、恋人視点じゃねぇ
プレゼントの候補も
聞いておこうと思ったんだよ!」


「ああ何となく分かるし?
恋人視点となるとついつい物が
偏っちまう部分はあるやろ?
そんで恋人以外の身近な存在として
俺を誘ったんだろ?良いし?
息抜きにもなるし付き合うぜ?
そんじゃまず一番手軽に物の候補が
揃いそうなショッピングモールから
行ってみるか?」


「あぁそうだな?
付き合わせて悪りぃが今日1日頼むぜ?」


「気にすんなや。それじゃ行くか?」


どんな物にするかの候補を含めた
雑談をしながら森を抜けていくーー
聞き上手で的を突いた返答をする
大曲(コイツ)だからこそ信頼が出来ると
実感しながら辿り着いた先ーー
僅かに賑やかな人波に飲まれながら
モール内へと進むーー


「…修二(アイツ)の好みはその時の気分で
変わる所があるから難しいやろ?
だがやっぱファッション関連の物であれば
まず外れねぇし…そうゆうんは
遠野お前の方が詳しいだろ?
以外でとなると…なんかねぇ…?」


「……香水は考えたがな…
後は普段使い出来るアクセサリーだろ?
そうゆうのはお前のが詳しいと思ってな?」


「あぁそうやな?アクセサリーとかは
確かに俺のが詳しいかもな…
ピアスは好き付きがあるしな…
マグネットとかやったら休日とかに
付けられるし後はシルバーのブレスとか
まぁ修二(アイツ)はプール入るんが
趣味みたいな所があるし…だったら
シルバー系よりは木、貝、
ターコイズ系ならプールでも
ワンポイント遣いとして
気軽に付けられるんじゃねぇんか?」


「−貝系か…確かにそうだな…
ターコイズと貝なら
日に焼けた修(アイツ)の肌でも
映えるだろう…スカイブルーとグレーが
交じり合った感じ…くくっ
悪くはねぇな…良い案だ
流石大曲(お前)だ…」


「気軽に選り好みで選んだら
俺でも作ってやれるし?どーするよ?
逆にお前が作るなら手伝えるぜ?」


「そうだな…折角だし作ってみるか?」


そう返答すると少し視線の低い
大曲(コイツ)を見下ろすーー
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