新王子様裏Room
□ゆったりホリデーイベ後日談その2
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【王様だーあれ?】
「?ありゃまぁ?俺やわ…どうしよかなぁ〜
軽めにしとく?せやったら…4番から5番に
後ろからハグでどうや?」
「良いぜ?ほら来いよ‼大曲‼」
「?お?俺って何で分かったんや?遠野ーー」
「勘ってヤツだぜ?この流れで修のKingー
絡みは後2つだろうが‼」
「ちょう待てし?俺ーー
多分お前より重いぜ?良いのかよ?」
「あぁ…あわよくばそのままバランス崩して
フレンチキッスとかゆう流れだろうが‼
ヒーハッ!流石に免疫着いて来たぜ?
このゲームのtrapもよーー!」
「臨機応変な対応に慣れてきたようですね?
遠野くんーーふふっ…」
「ほいじゃあシャッフル、シャッフル
最後のkingだ〜あれや!やな?」
「ーー!?ここで俺でっせね?」
「⁉寿三郎(さぶ)先輩仰け反って
お前かいな?ええとこ持ってくな?んで?
最後の命令は何にしよる?」
「……決めれやせんので…
king含めて全員で今日の主役の遠野さんに
キスしましょか?」
「主役ってなんだし…お前よーー!」
「俺達全員をその気にさせた
主役ゆう意味ででっせね?月光(つき)さんの
発言もあったでっしゃろ?ええですか?
遠野さんーー?」
この主役感はあながち嫌いじゃねぇ…
色々あったけどなーー!
「良いぜ?全員で来いよ‼」
右掌を内側へと引き寄せる様に
指先を立てて導くーー
傾れ込む塊(男の)で布団に倒れ込む俺ーー
「独りずつ相手してやっから
首洗って待ってろよ?」
余裕に揺らぐ視線で全員を見渡した
*****おまけ(笑)*****
朝風呂の時間ーー
「……っ?あぁ?なんだ?お前ーー
寝不足かよ?」
遠目に見て足を止める越前(コイツ)ーー
「まぁ色々あってな？
大した事じゃねぇよ…」
「?そう言えば昨日ーー大部屋が
やけに賑やかだったってデュークのヤツが
言ってたな?ダブルスの大所帯で
何かあったんじゃねぇかってよ?」
その一言に分かり易くも視線が反れるーー
「ふぅんそうゆう事か…っく!」
俺との距離を少しずつ詰める越前(コイツ)−−
数分もせずに視線がぶつかる距離に映る
整った焦茶色(チョコ)の瞳ーー
「?てめぇ///それ以上俺に近づくなよ?」
躊躇わずに耳朶に伸びてくる指ーー
「おい!お前///ちゃんと聞こえてんのか?」
首筋から耳朶までを軽く人撫でされると
過敏に反応を示すーー
「ここ♡薄桃色に染まってるぜ?」
慌ててそこを掌で隠すーー
「⁉ぶっふふっ!嘘!嘘だぜ?
良い顔すんなぁ〜お前よーー(笑)」
越前との視線がぶつかった瞬間ーー
耳裏に甘く舌を転がすーー
距離を取る俺の腕を引き寄せたコイツは
耳元で一言ーー
「次は俺も仲間に居れろよ?」
鼓膜を震わせた甘い声色が
この時から脳内を侵食した
-----オシマイ【2020.7.30】-----