夢小説1
□久しぶりの幸せに心躍る
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今日はある歌番組の撮影。
NMBとしては久しぶりの歌番組ということで私は少しテンションが高かった。それもそのはず、久しぶりに愛しいあのこに会えるから。
楽屋に入ると何人かのメンバーが駆け寄ってきた。嬉しいけど私のお目当ては違うんよなぁ...と辺りを見回す。
それに気づいた朱里が
[ゆーりならあそこやで]と楽屋の隅にあるソファを指す。
そこには可愛い顔で眠るゆーりの姿。
そう、ゆーりは私の愛しの彼女。
3期生として入ってきて私とは6歳も歳が違うが私の告白を受け入れてくれた。ほんとに大好きでたまらない。
思わず顔がにやけてしまい朱里にさや姉きもいと言われてしまった…
ゆーりの元へ駆け寄り寝顔を見つめる。
「ほんまに可愛いなぁ」
頭を撫でるとゆーりが少し笑った。
「起きとるやろ」
『バレました?』そう言い目を開けるゆーり。目が合うと『おはよ』と言って笑った。可愛くて思わず抱きしめると『ここ楽屋なのに〜笑』と言いながらも腕を回してくれる。
「ゆーり〜ゆーり〜」
『ふふっなんですかもう〜笑』
「久しぶりやな」
『そうですね〜、寂しかったですか?笑』と言われいつもなら別にって返すけど今日は「ん、ちょっと.....嘘、結構寂しかった」とゆーりの肩に顔を埋めながら言った。
するとゆーりが急に離れて私の腕を引っ張った。
「え?!なに?!」
『ちょっとついてきてください』
「え?ちょっ!ゆーり!」
腕を引っ張られ連れてこられたのは人気のない階段の下。なんだろう?と思いながらゆーりを見つめると急に触れるだけのキスをされた。
「ん、///」
びっくりしてゆーりを見ると顔が真っ赤のゆーり。そう言えばゆーりからのキスは初めてだ。
「ゆーり?」
『もう〜皆の前であんなこと言わんといてよ』
「え?」
『危うく皆の前で彩さん襲うとこやったやんか』顔を真っ赤にして目を逸らしながら呟くゆーりを見て今度は私から触れるだけのキスをした。唇を離すとさっきよりも真っ赤になったゆーりの顔。
「りんごやな」
『うるさい、もうバカぁ///』
「ふふふっ」
思わず笑ってしまった。
するとゆーりが私の髪を撫で
『彩さんのせいだからね』
そう言いさっきよりも深くキスをされた。私はそんなゆーりを愛おしいと思いながらゆーりの首に腕を回してそれに応えた。
そんなこんなで収録に遅れてしまい二人揃ってマネージャーに怒られたのはまた別の話