日陰の蒼空
□第１天
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【SHOWROOM審査・最終日・音楽スタジオ】
『はい、今日で最後となりました。
SHOWROOM審査、19番です。』
『飽きずに今日まで見て下さった方、
今日が初めて見に来たという方、
宜しくお願いします。
『軽音学部に所属していて
楽器演奏しないのもなぁと思いまして
お偉いさんに頼んでみたら
ＯＫ出まして近くに居ますけど
弾いたり歌ったりしようかなと。』
『弾いておかないと口だけじゃん。って
言われてしまいそうなだなって。
リクエストのセーフアウトジャッジで
お偉いさんがいますが
放置プレイでお願いします。』
次から次へと流れてくるコメントに
目を通しながら
現状とやることを説明した。
『軽音楽時代はBa/choだったけど
あ…っとドラムはそこまでだから
ギターかベースだとありがたい。』
『使うモデルが知りたい？
え〜っと、、ベースはコレ。
軽音楽の顧問がくれた限定品。
MJB2YS/FM-PRM/E NA/OIL (MOMOSE)
すごい高いし、以外と有名。
もらってからはずっとコレ。』
『ギターはね、レスポール。
ギブソンの2015年限定モデル
Limited Edition Les Paul Traditional
Mahogany Top Antique Natural
これも軽音楽の顧問からの譲りモノ。』
『ね、オカシイよね。
ちっちゃい頃からやってて
５万くらいのばっか使ってたけど
君は筋が良い。
うちの隠し子を授けよう！って
この２本くれたんだもん。』
コメントでは
かっけ〜。
早く弾いてるとこみたい。
何弾くのかな？
その顧問、ガチ収集家か？
合わせて５０万以上…
え、やばくね？
などなど、ちょっと荒れ気味？
『そろそろ弾こっか。
って言ってもなに弾こうか。』
コメントを確認すると
様々な曲が軒を連ねているが
哀の目に留まったのは
『脳漿炸裂ガールか。ＯＫ？
・・・・大丈夫そうです。
じゃぁ、いきます。』
メガネをかけ、イントロが流れて
哀がスラップでベースを弾き始めると
騒然としだすコメント欄。
アイドルを目指す子のベースなんぞ
そこまですごかないだろうと
高を括っていたのだが
蓋を開けてみると
プロに顔負けしないテクニックを披露する
凜々しい女性がそこにいた。
その後も有名曲を時間が許す間、演奏し
終了10分前には
合格できるよう、頑張ります。と
意志を伝えSHOWROOM審査は終わった。
このSHOWROOMは
「伝説のSHOWROOM」として
後世に語り継がれていく。
秋元「・・・・これは！？」
今野「最終日にして凄まじい視聴数。。」
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