リクエスト小説

□Vodka Gibson
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「思い切って、、短くしてください!」



そう言って髪を切りに来たのは
1期生・若月佑美。



何故、髪を切りに来たのか。



それは・・・・・





「ショートの方が好きって言ってたし、
生駒ちゃんみたいに格好良くなれば
少しは意識してくれるよね?」との理由。





恋人のために一肌、否、一髪?
チェンジし、より魅力的になろうという
決心の現れ。



パサパサと身体の周りに落ちていく髪と
比例して鏡の前には
どんどん別人のように生まれ変わる
若月の顔があった。





「このような感じで
よろしかったでしょうか?」と訊かれると
一層、凜々しくなり自信に満ちた若月は
「はい!
ありがとうございます!!」と
礼を述べ、代金を支払い
タクシーを捕まえ、スタジオへと向かった。







その道中で
ピコンピコンと鳴るLINEを見ると
そこには梅澤・山下・阪口から
恋人の寝顔写真やらが送られてきた。



若様軍団の面々には
恋人の存在がバレており、
写真提供を依頼していた。






「はっ、袴っ///
これは・・・・保存保存、、っと。」


「あぁ〜、、、会いたい。。」と
終始、ブツブツ言っているのを
ミラー越しに確認した運転手は
怪訝な顔をしながら
タクシーを走らせていた。







運転手「・・・・・この人、大丈夫??」






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