短編

□Atty
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『黒い羊』のリリースが決まってから
歌録りやダンスレッスンが
本格的に始動し始めた。




数日の間に歌詞を理解して
歌録りに向かう。




今回は楽屋に全員、集結し
1人ずつ、歌録りをおこなうようだ。




何時間か過ぎた頃、
結構、前で歌録りをしていた
土生が楽屋に戻ってきて
うちに声をかけてくれた。




ちなみに順番を説明すると
土生→守屋→平手→美愉で
うちが大トリってわけ。




誰もいない楽屋で1人
持ってきていたベースを
触っていたら土生が
弾けるの!?って言うから
うん。って返すと
すごぉい!!って興奮し始めたから
無視して歌録りへと向かった。















うちが歌録りのスタジオスペースに
到着した頃には
美愉が最後のサビ録りを
している最中だった。




その様子を見学していた
平手と守屋と話をしながら
うちの番を待った。












『歌録り、おつかれ。』


守屋「お、咲乃ちゃ〜ん!
嫁の姿を見に来たの〜?」


『茶化さないで?』


平手「もうすぐ終わるみたいだから。」


『そうみたいね。』


守屋「・・・ギター?」


『いや、ベース。』


平手「あ〜、なんか
ベースがどーのこーのって
誰かが言ってた気がする。

・・・・え?、、弾くの?」


『そうらしいよ?』


守屋「すごいじゃん!
見てて良い??」


『まぁ、うん。』


守屋「よっしゃ!!」


平手「あ、終わったみたい。」












やりきった感満載の美愉が出てきて
その表情に微笑ましくなって
おつかれって声をかけてから
数回、頭をなでると
恥ずかしがりつつも嬉しそうに
笑いながら
ありがと。
咲乃もがんばって!って
言われたから
もう、がんばるしかないよね。


























守屋「あ、そうそう!」


「ん?」


平手「咲乃、ベース弾くみたいだよ」


「えぇっ!?」


守屋「ふふふふっ…」


平手「あかね、笑いすぎw」


守屋「だって、、顔が・・・wwww」


「(楽しみだなぁ〜♪)」






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