短編
□新年
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出来上がったつゆを見て
すごっ！って言って
早く食べよ！！って
急かしてくる里奈が
愛おしくてきゅんってする。
里奈が担当したおもちも
いい焦げ目がついてて
とてもおいしそう。
事前に作ったおせちと
今し方作ったお雑煮を
こたつのテーブルに置いて
２人で「いただきます」をして
ぬくぬくしながらいただくことに。
「うわっ、、ん〜まぁ〜。
ホッとする味…」
『よかった。
んっ、、かずのこおいしい。』
「おもちもモチモチ〜。
やばいぞ、、っこれは！！」
『正月太り？
あ、エビ食べる？』
「言うなっ！！
あ、うん、、たべる。」
『ふふっ…、、、』
「ちょ〜い！！」
『・・・幸せだなぁ。』
「………っ！////」
『・・・ん？』
「なっ、なんでもない！///
（あの顔は反則！！///）」
『そう？』
「うん、これってなに？」
『え〜っとねぇ
それはなます。』
「あ〜、すっぱいやつ。
なるほどなるほど。。」
『うん。』
「・・・・ふぅ。
食べようかと思ったが辞めます。」
『太っちゃうしねぇ〜』
「それ言わないでぇ〜・・」
なんて楽しい会話をしつつ
食器類も洗い終わって
ゆったりとこたつに入りながら
マラソン中継を見てる２人。
満腹になった里奈は
もうウトウトしてて
邪魔しないよう、静かに見てたら
頭を私の方に預けて
すぅすぅと寝息を立て始めた。
綺麗ながらも幼さを残した
その寝顔に癒やされつつ
写真を撮ってその様子を
SNSに投稿して、目を閉じた。
「ゆったりまったり
こたつで駅伝見てたら
相棒ちゃんがおねんねしちゃった。
・・・・・幸せそうやなぁ。」
「生駒ちゃんもだけど
咲乃のこの優しさ全開の笑顔は
きゅんきゅんする。」
「ほんまええカップル。」
「だねぇ。」
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