短編

□一口のお酒
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仕事が飛鳥よりも先に終わって
料理を作ることに。



あ、同棲してます。



連日、暑い日が続いているので
冷麺や豚しゃぶサラダといった
涼しげなご飯系と誕生日ケーキを。



お酒に関しては飛鳥が呑みたいって
言ったものを持ってくる形で。



・・・まだ時間もあるし少し寝よう。












「ただいまぁ〜。
、、、、あれ?」


『すぅ、、すぅ、、、』


「ふふっ、寝てるし。
、、、っ……手、洗ってこよ///」


『・・・・!?、、はぁ…///。』





寝てる咲乃に軽くキスをしたが
恥ずかしくなり逃げた。
一方の咲乃はキスの感触で目が覚め、
不意打ちに顔を赤くした。





軽くシャワーを浴びて
顔の火照りと汗、メイクを落とし、
すっぴん寝間着で現れた飛鳥と
何も知らない感じで接する咲乃







『あ、おかえり。
(なにもなかった。なにもなかった。)』


「た、ただいま…
(起きて、、ないよね??)」


『ご飯食べよっか。』


「う、うん!」


『飛鳥、誕生日おめでとう。』


「ありがとう。」


『はい、誕生日プレゼント。』


「え、これって。。」


『ちょっと奮発しました。』







誕生日プレゼントは特注のイヤモニ。

右が水色で真ん中に黒の羽マーク
左が白色で真ん中に紫の坂マーク。

音質はライブ音源がそのまま
耳に流れてくるような感覚。

完全耐水、耐汗が施されている。







『作っちゃった、イヤモニ。
飛鳥に着けてLIVEに出て欲しかったから』


「ありがとぉ。。
可愛いしカッコいいし、、
それに私のサイリウムカラーだし。。」


『あ〜、、泣かないでよ。』


「だってぇ、、うれしくて。。。」


『喜んでもらえてなにより!
さ、ご飯食べよ。』


「うん!
あ、これおいしい。
アクアパッツァだっけ?」


『それはカルパッチョだよ…』


「・・・あれ?」


『ふふっ、あ、呑む?』


「呑んで、みたいかな?」


『おぉー。』


「おい、バカにすんな。」


『ごめんごめん。
なに呑んでみたい?』


「咲乃が美彩と呑んでるやつ。」


『えっ!?』


「ビール。」


『あ、あぁ〜。
(いきなり焼酎かと思ったぁぁ)』


「はーやーくー。」


『はいはい。』


「・・・・・少なくない?」






咲乃が注いだのはコップ3分の1







『みんな最初はこんなもん。』


「ふーん、、いただきます。
・・・・うっ、、にがい。。」


『まだまだだねぇー。』


「うるさいっ!」


『ちょちょちょっ!!
一気は危ないからダメ!』


「呑めた。」


『もぉ〜……』


「・・・・他は?」


『今日はもうダメ。
ゆっくり慣れていけばいいの。』


「はぁ〜い。」


『ふわふわする?』


「んー、ちょっと?」


『じゃあ尚更ダメ。
酔いかけてるから。』


「ん。」


『(舌ったらずになっちゃって。)』





酔いが回ってきてお眠な飛鳥。





『ベッド行こうね。』


「んぅ。」


『はい、おやすみ。』


「おやす、、、zzzz」


『可愛い寝顔♪』











熟睡したのを見て
静かにご飯を片付けて
ベッドに戻り、軽く呑んだから
咲乃も寝たのでした。





















「うぅー、、頭痛い。。」


『完璧、二日酔いだねー。』


「くそぅ。。」


『ふふふふっ。』


「わらうなぁー!!!」




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