日陰の蒼空

□第6天
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2017年9月末、
ひらがなけやき発足の中心人物

長濱ねる

彼女の欅坂46専任が決定した。





一足先にその決定事項を知らされたうちたちは
一寸先すら見えない巨大な闇に覆われた。





これから、ひらがなけやきはどうなるのか…

長濱ねるなしでやっていけるのか…

私たちは見捨てられたのか…





様々な思いが交錯する中、
一人だけは違っていた。







『(あぁ〜、、当たっちゃったか…)』

『(皆は呆然・悲観してるなぁ。)』

『(まぁでも、この方がありがたい、ね。)』






自分の仮説通りに進んでいっていることが
少し嫌になりながらも
先を見据えている彼女にとっては
ある意味、好都合だったのかもしれない。






























欅坂46のメンバーもまた、
5th Single 『風に吹かれても』の
選抜発表の最中、
長濱ねるの欅坂専任を知った。



メンバーは祝福し、
ねるが経緯を話している中、
瀧館の仮説を聞いていた志田だけは
内心、穏やかではなかった。







志田「(・・・言ってた通りになった…)」

志田「(ねるも大変だから分かるけど)」

志田「(…あぁ〜、もう、、くそっ!)」







収録終わりに、

今からそっち行くから

そう送信し、寮へと戻るバスに乗った志田。



そんな志田の様子を不思議に思いながら
理佐もまた、バスに乗り込んだ。















通知を見た瀧館は

分かりました、お待ちしています。

そう返信し、志田の到着を待った。




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