日陰の蒼空

□第4天
1ページ/4ページ









寮には防音室がない・・・





そのため、哀は
1階・共同スペースのリビングで
アコギをベース代わりに
練習をしていたのだが
より良い練習をするために
音楽スタジオを探すことにした。





愛用のmomoseの入ったベースケースを背負い
最低限の貴重品を持って寮を出て、
安くて時間が長いスタジオ探しの旅に出た。










『・・・・さぁ、どうしようか。』










高校時代は高校の練習室で練習していたため
音楽スタジオの相場を把握していない。





とりあえず彷徨って値段を見るも
ピンキリなので更に困惑していく。





付近をウロウロしていると
見かねた老舗楽器屋の店主が
声をかけてくれて相談することに。












店主「お嬢ちゃん、どうした?
ずっとウロウロして…」


『あ、実は音楽スタジオを探してまして…
 安くて利用時間の長い所を。』


店主「そういうことかい。
じゃあ、とっておきのところを教えよう。」


『ありがとうございます。』


店主「ただちょっと変わった奴でな、
アイドル好きなんじゃが
演奏上手な子しか取らんのよ。」


『・・・アイドル好き、、例えば?』


店主「難波の山本言う子とか
乃木坂の齋藤言う子がおったかなぁ?」


『・・・・彩さんに飛鳥さん。。』


店主「行ってみるかの?」


『はい。』


店主「ワシから連絡入れとくから。
そうそう、場所はここじゃ。」


『何から何までありがとうございます。』


店主「できればワシの店も贔屓にしての。」


『・・・・“楽器屋・日向”
 あ、私、こういう者です。』


店主「ん?、、名刺?
ひらがな、けやき坂46、、瀧館哀…」


『以後、お見知り置きを。』


店主「ほほ〜ぅ、そうかぃ。
しっかし、律儀じゃのぉ。」


『いえ、』


店主「がんばってな。」


『ありがとうございました。』











店主に勧められたスタジオへ向かうことに。




















名刺案


けやき坂46(ひらがなけやき坂46)
1期生・愛知県出身
瀧館哀



右上に
けやき坂46(ひらがなけやき坂46)を
黄緑で記載し、
中央に氏名と役職を大きめに。
氏名の下に英語表記も。
下半分に企業情報が載っている。
(詳しくはTwitterで。)



.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ