日陰の蒼空

□第2天
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澤部「ばこーん!
さぁ始まりました、欅って書けない〜!!
司会の澤部と、」



土田「土田で〜す。」



澤部「おねがいしま〜す。
さぁそして、
こいつらがけやきちゃんだいっ!」







椅子しか移らずポカーン状態。


思わず土田が調子乗ってると漏らすほど。







澤部「今回の企画は
ひらがなけやき徹底解剖〜!!」



土田「・・・もう名前とか覚えられない。。」










ナレーションが入る中、
ねるを筆頭にひらがなけやきのメンバーが
スタジオ入りし、
ひらがなけやきです。
よろしくおねがいします。と
自己紹介をした。



軽くねるとMCの2人が話し、
場を暖めてから各メンバーの詳細を
徹底解剖していく。



トップバッターは齊藤京子で
続々と進んでいき、
最後に哀の順番となった。










『愛知県出身18歳、瀧館哀です。
よろしくおねがいします。』



澤部「・・・あれ?」



土田「キャッチコピーとかは…?」



『・・・・いります?』



澤部「お、おぉぅ…」



土田「顔が綺麗だけどキツめだし
声も通るから余計にこぇぇ…」



澤部「えと、、性格は寡黙で物静か。」



土田「分かる。
声量も弱めだし、、梨加に近いか?」



澤部「あぁ〜。」











欅坂の渡辺梨加に近しいモノあり?










澤部「え〜、特技にベース!
え、ギターも弾けるんだ!!」



土田「カッコ付けで
一応、ドラムも叩けますが自信はないです。
この謙虚なとこ、いいねぇ。」



澤部「いける?」



土田「佐々木久美みたいにならないでよ?」



『…大丈夫です。』










スタッフが慌ただしく
アンプやらエフェクターボードやらを
セッティングしている中、
哀の元に愛用のMOMOSEが到着すると
一気にざわざわしだす。



それを全く気にせずに
メガネをかけ、アンプに繋いでいると・・・









澤部「え、、プロ?」



土田「ライブとかでしか見たことないよ?
あの下にある足でやるやつ。」



澤部「オーラがすげぇ…」



土田「もうアーティストじゃん!!」










軽く音出しをして確かめてから
曲振りをして演奏し出すと
スタジオはどよめきに包まれた。










『それでは聴いて下さい。
ナイト・オブ・ナイツ、
ギターベースをスラップベースで
ある程度、カバーしてみた。』



澤部「え、はや……は??」



土田「え、、どうなってんの?」



ねる「すごぉ…」



澤部「え、、指、え・・・」



土田「・・・指、大丈夫なのこれ?」



メ「(唖然)」










澄ました顔でえげつない演奏をしているので
見ている側は訳が分からない様子。



ただ一つ分かることは
演奏技術はすごい。ということ。



演奏が終わると自然と拍手が起き、
MC2人は大絶賛していた。









澤部「すごかったっすね!」



土田「やばいよこれ。
YouTubeにあげたら神になれるよ!!」



『・・・そんな。』



澤部「みんな、やばくなかった!?」










澤部の問にメンバーは頷き、
この映像が放送されるとネットでは・・・










まさかの選曲だったけど
あのクオリティは化物過ぎる…

主旋律をベースでやるとか・・・

普通にスラップ上手すぎて…

指使いがエロ杉やばたにえん。

途中のグリス、癖になりそう。。

俺が女だったら秒で潮吹くレベル。










などなど、高評価で
耳の肥えている音楽評論家に近い人々をも
虜にした。




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