紫光のプレリュード

□第7幕
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紅峰薙と言う人物は
アイドル・乃木坂46(1期生)
紅峰薙とは別にもう一つの顔を持っている。




それが動画投稿者、
現代的に言えばWYouTuberW
【紅露狐】という顔だ。




ニコニコ動画で
頭角を現し、2012年現在では
圧倒的な人気を誇る。




2010年からは
YouTubeを拠点に
動画投稿を開始した。




また、YouTube移行に伴い
公式Twitterも作成した。










【紅露狐】のスタイルは
狐の面をかぶり、
着物・袴といった和装を身に纏い
ギター・ベース・ドラムなどの
演奏動画を投稿するが
一言も喋らないのがポリシー。




吹奏楽器では
大谷善継のような頭巾を
着用する。




フリーランスながら
楽器メーカーと契約を結び、
オーダーメイドの楽器製作や
当該モデル機の販売などの協定が
了承されている。




より詳しく説明しておくと
専属契約ではないものの
Sagoと契約を結び、ギターや
ピックなどのオーダーメイドを
依頼する一方、
当該機の販売を了承している。




エンドースメント契約
俗に言う専属契約を結ぶと
その会社のモノしか使えなくなるので
GibsonとSagoの両方を使いたい
【紅露狐】はこの方針をとらなかった。




楽器メーカーとの契約は
乃木坂46の
オーディション規定に
記載されていない。



いわば盲点を突いた。とも
言えるのではないだろうか。





なにはともあれ
今回は【紅露狐】出演の依頼が来たので
髪を【紅露狐】仕様にすべく
行きつけの美容院へ。




















『やぁ、今日は依頼が入ったから
うちを【紅露狐】にしておくれ。』


美容師「了解。
白〜紅のグラデーションね。
ここ、個室だから
バレること、ないしね。」


『なぁんでまた・・・』


美容師「しょうがないじゃん?
こればっかりはさぁ〜www」


『喋んなくていいから
楽っちゃ楽だけどね〜。
筆談OKを条件に受けたから。』


美容師「バレちゃうもんね。」


『そ。
これ終わったら、送って?』


美容師「しょうがないなぁ。」


『どうも〜。』


























見事な染め具合に満足し、
面をかぶってスタジオへと向かった。






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