紫光のプレリュード

□第6幕
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伸び伸びとアンダーとして
好きなことをしていた薙は
今回の2nd シングル選抜発表に関しても
平常通り、しれ〜っと
進行されていく様を眺めていた。




結果だけを伝えると
薙は前回に続き、
まだ時ではないという上の意志から
選抜には選ばれなかった。




実質的なアンダーメンバーである
非選抜組からは
岩瀬・畠中・宮澤が選抜入りしたが
その引き替えとして
飛鳥・川村・能條が選抜から漏れた。




その中で薙が気になったのは
泣き崩れんとする生田の発言だった。













生田「すごい悔しいです・・・
、、、くやしいです。。」













この言葉を
モニター越しに見て、訊いていた薙は
素人ながらに
この人は伸びそうだなぁと思いつつ
ピュアな感性を持っていることも
おぼろげながらに感じ取った。




その隣では
選抜から落ちた飛鳥が泣いており
励ましの言葉をかけながら
収録が終わるのを待った。










飛鳥「・・・・っ、、うぅっ。。」


『大丈夫。
まだ2作目だし、
それに飛鳥だって若いんだから
落ちちゃったのは事実だけど
これから頑張れば次は戻れるって。』


飛鳥「うんっ、、うんっ。。」


『うちなんていつ呼ばれるかも
分からないのに〜。
デビューシングルで選抜入ったのは
かなり大きいと思うけどね?』


飛鳥「ナギ〜〜。。。」


『あ〜もう泣かない。
これから頑張って見返そう!』


飛鳥「うんっ!」
















収録が終わる頃には
飛鳥も少しではあるが
復活した感じがあった。








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