紫光のプレリュード
□第3幕
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ホテル暮らしから寮生活になり
2週間程、過ぎた頃
薙のスマホに父親から
家が完成したとの連絡が。
この知らせを聞いた薙は
その夜に寮母さんと話し合いをし、
荷物をまとめて寮を抜け、
新居の一軒家に移り住んだ。
− 紅峰邸・部屋割 −
1階
・リビング、キッチン、風呂などの共有空間
(ワインセラーやサーバーも完備)
2階
・大量の部屋のみ。
(メンバー等の宿泊部屋等で主に使用)
3階
・プライベートルーム+物置+書斎
(服や音楽機材の保管。)
4階(と言う名の屋上)
・半分部屋・半分テラス
(ソーラーパネル付でBBQ可能)
地下1階
・薙用スタジオ
(動画制作・楽曲制作・楽器演奏)
地下2階
・【紅露狐】用スタジオ
(同上)
・全室、Wi-Fi+コンセント完備。
(エアコン、床暖房も完備)
・外に別で作った車庫には車2台と
大型バイク3台が駐車可能。
・玄関はカード式。
(その前に暗証番号ロックが必要。)
新居に到着した薙は早速、
業者と連携しながら
家具や大量の音楽機材を運搬、設置し
丸2日かけて終了した。
ボイスレッスンに関しては
成績優秀と言うことから免除されている。
ダンスレッスンと
個人的に別でおこなっている
ボイストレーニングをしながら
地下1階と地下2階のスタジオ音響を
細部に渡り、確認していた。
『うち専用の音響は
これくらいでいいかな。』
『【紅露狐】の方は
結構な評論家やマニアな御方が
大勢居るからなぁ〜。
徹底的に近づけないといかんね。』
『ん〜、、かすかな違和感が〜』
『ハウらせすぎ?
・・・・高音の伸びは良いんだが。。
低音の重いんだけどスコンッと抜ける
あの感じがまだ遠いんだよなぁ〜。』
『アンプ、エフェクター、、、』
『・・・・・!、、、キタっ♪』
『よし、満足満足♪』
納得したのは深夜になってからであった。
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