紫光のプレリュード

□第1幕
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審査に必要な履歴書を送って数日後、
書類審査合格の通知が送られてきた。



二次審査は面接ということで
黒のパンツスーツスタイルという
私服で行くことに。







「さ、行きますか。」







財布と鍵、スマホだけ貴重品として所持し、
面接終わりの空き時間が暇になると
億劫なのでギターケースを背負い
面接会場へ。










面接会場に到着すると
目の前に広がるのは人、人、人……





不安な顔で会場に赴く人。

自信満々に挑みに行く人。

すでに泣き始めている人。

プレッシャーからうずくまっている人。

事前に準備したメモを読み返す人。

etc.・・・





しかしながら思ったことを
そのまま言ってしまう質なので
特に気にすることなく会場へ。










(※オリジナルですからね?)










会場の中に入ると一層、
厳しいピリッとした空気が流れていた。



面接時に使用する
番号の書かれた紙を受け取り、
待機室でイヤホンから流れる音楽に
身を委ねていた。










幾許か経った頃、
自分の番号が呼ばれ、面接室へ。










(※あり得ない人選です。)










『失礼します』





面接室に入るとそこには


総合P・秋元康

運営委員長・今野義雄

人事部トップ


という3人が目を光らせながら
待ち構えていた。



その様子を心の中で嘲笑いながら
表情を変えずに着席した。










そして、薙VS運営の舌戦が
繰り広げられることとなる。






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