リクエスト小説

□新発見
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理佐はやっぱ、いっつもツンツンしてる。



所属グループが違うからか
メンバーがいる時は
話しかけても素っ気ないし、
家に来ても9割は黙ってる。



まぁ、それはそれで気楽だし、
同棲みたいな安定感もあるんだけど・・・



でもさ?
もうちょい普段から
社交的になってほしいわけですよ。



前、泊まりに来たのは2ケ月くらい前で
しばらく会ってないから
今日こそはイチャイチャしたい。
あわよくば、愛し合いたい。







『理佐〜、お風呂、一緒に入んない?』


「あ、お先にどうぞ。
 ゆっくり浸かった方が疲れ取れますし」


『あ、うん。』







うん、嬉しんだけどね?


…まぁ、ベッドは大きいのだから、
確実に一緒に寝られる。


誰かが泊まりに来た時、
一々、布団敷くのめんどいからっていう
しょーもない理由なんですけど。










「お風呂、上がりました。」


『おかえり〜。
 もう布団はぬっくぬくぞ!』


お風呂か出てすぐに頭乾かして
ポカポカのまま、ベッドに入って暖めつつ
メンバーのブログを見ながら
理佐を待ってたら、
寝る準備が整ったらしく入ってきてくれた。







「私、お風呂あがったばっかりなので、
 あの、こうした方がいいかも、です…」





そう言うと、ふわっと抱きしめられた。

一応、先輩なんですけど
これだけでも結構、やばいんですよね。





『おぉ〜、よりぬっくぬっく〜♪』





しかもいきなりですよ!?

ついさっきまで
あ〜んなにツンツンさんだったのに。

・・・・ってか、顔赤くね?







『理佐〜?、もしや…はずかしいの?』


「・・・うるさい。」








いつも通りのキツイ言い方だけど、
目は逸らされるし、視線も泳いでる。

ぴったりくっついてる身体からは
ドキドキ鳴ってる心の音が聴こえてくる。





・・・・・ツンデレ最高かよ。





布団のぬくもりと理佐の体温が心地よくて
当初の目的を忘れて思わず、寝そうになる。







「あの、、瑠璃さん…
 も、もう寝ますか…?」


『ん〜……なんで〜・・・?』


「…そっ、それは、、、」







意地悪しすぎちゃったかな(笑)



耳まで真っ赤で、それがもう可愛すぎるし
うちも限界だから、
お風呂上がりでちょっと火照っている
綺麗な唇にそっとキスをする。







『……こんなこと?』





照れながらはずかしそうに頷く理佐。





「あのっ、、こうした方が・・・」





そう言うと、腕枕をしてくれた。

160cm後半の理佐と違って
157cmしかないうちの身長差では
こうした方がぴったりくっつけるの。

些細な気遣いが嬉しくって
うちもぎゅ〜っと抱きつく。

顔だけ少し動かして、キスをまたする。

すると、理佐の顔がちょっと蕩けた。





その反応がたまんないから
何度も何度も軽いキスをしていく。



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