短編

□眠いんだ。
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ガヤガヤうるさいいつもの楽屋。



静かになる、静かにする。というのを
知らないんじゃないかって程のうるささ。



まぁ、キャップ他、
うっさいのがいっぱいいるから
仕方ないっちゃぁ…仕方ないんですけどね。



たださ、寝たい時ってあるじゃん?



ひたすらに眠たくて寝たい時って。



だからこそ、そういう時、
すっごいイラっと来るわけですよ。










『・・・うっさ…』


丹生「・・・!?」


『・・・・・・はぁ…』


丹生「あぁぁぁのっ、、、」


『・・・なに?』


丹生「いぃぃぃぃえっ!!」










思わずボソって呟いたら
隣にいた丹生ちゃんがビクッとしてて
溜息吐いたら、
すんごいどもりながら話しかけてきた。



うん、いつも通り聞き返したはずなんだけど
あ、、ごめんね?



うち、眠くなると
すんごい眼つき悪くなるみたい。



あ〜、、怖がらせちゃったね。



ごめんね?



なにか謝罪の品、あげるからさ
今日の所は許しておくれ?



















「す〜っごい顔怖いよ〜?」




















な〜んてニッコニコで近づいてきたのは
付き合ってる相方の愛萌。



うん、眠いもん。



ものす〜んごく眠たいんだ。















「昨日、ずっとベース弾いてたの?」


『・・・・・んーん。』


「じゃぁ〜、ゲーム?」


『・・・・・ん〜ん。』


「もぉ〜、、なにしてたの〜?」


『・・・・・なんもしてない…』


「ほんとにぃ〜?」


『、、、、、、もうむり、おやすみ。。』


「ちょっ、、まったく〜…」























隣に座ってきた愛萌を抱き枕に
お腹に顔を埋める。



女の子特有の甘い香りに
愛萌独特の華やかなフローラルさが
うちの瞼を、意識をどんどん沈めていく。



さっきまで気になってた楽屋のうるささも
いつの間にか気にならなくなってて…



・・・うん、これはいい夢見れそう…


































































・・・・・ありがとぉ…


眠くなるとあぁなっちゃうから、、


こわかったぁぁぁ…


なにかお返しが来るかも〜


えぇ〜、、それは申し訳ないよぉ……



.

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