短編

□魅惑のLJC
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今日はひさしぶりに乃木坂さんとの歌番収録。



それとうちがいっちばんっ!
楽しみにしていた日なの。







『みささ〜ん!』


「おぉ〜、咲乃ちゃん!」


『ぎゅ〜っ!!』







大声で名前を呼ぶと、
ガバッて腕を広げてうちが抱きつくのを
ニコニコ笑顔で待っててくれるの。



・・・・うちは好きなんだけどね?
そういう意味で。

でも、みささんは
かわいい妹にしか思ってないよ…







「元気でかわいいねぇ、咲乃ちゃんは♪」


『みささんは今日もすてきですっ!』


「ほんと〜? ふふっ、ありがと〜!」







嬉しかったのか
うちをもっと強くぎゅーしてくれて
頬にチューもされた。



んぅ〜・・・
早くつりあうような大人になりたい…




「あ、咲乃ちゃん。
 終わったら……お家、来る?」


『えっ!?、いいんですか?』


「もちろんっ!…、、お泊りしよ?」


『やったぁ!!』


「咲乃ちゃんに聞きたいこともあるし…」










・・・・・聞きたいこと?










なにかな〜?って思ってたら
いつの間にか歌番収録は終わって
うちはみささんの家へと来てる。







「咲乃ちゃんはちっちゃいね〜。」


『これから伸びますっ!!』







リビングのソファーに座ってる
みささんの膝の上に
なぜか向かい合わせで座らせられた。







『あっ、聞きたいことってなんですか?』


「あー…えっ、、とねぇ?」


『・・・みささん?』







気になってたことを質問をすると
ちょっと気まずそうな顔になっちゃった…







「………茜ちゃん。」


『・・・あかねん?』


「……スキンシップ、はげしすぎ。。」


『ふぇ…?』


「抱き着かれたり、頭撫でられたり、
 ほっぺにチューされたり…」







いかにも不機嫌ですって声で言いながら
うちの首を舐めてきた。







『…ふぁ、』







生暖かい感触がゾワゾワして
変な声が出たことにちょっと引いた。



え、、これって……ヤキ、モチ?







「・・・咲乃ちゃん、
 まだ幼いから我慢してたのにぃ…」



『…え、それって、、ヤキモチですか?』



「、、へっ!?、ち、ちがっ!…」







顔を真っ赤にしながら
慌てて否定してるみささんを
私は思いっきりソファーに押し倒した。







「うわっ!?…ちょっ、、咲乃ちゃん!?」


『へぇ〜、、そうだったんですね。』


「…いやいやっ!、あ、あのねっ!?」


『・・・・静かに。』


「ぁ、ぅ……ん。」







人差し指で唇を抑えると
みささんはすぐにおとなしくなった。







『・・・・かわいい。』


「……わたしのなのに。」


『…ッ!!』


「・・・嫉妬したの。」


『・・・・・・』


「私の咲乃ちゃんにベタベタと……」







そう言うと、倒れてるみささんは上目遣いで…







「咲乃は私の…」


『へへっ、うれしい。』







今日のみささんは、なんかすごいかわいぃ。



乃木坂と欅坂だからなかなか会えないし…



だからこそ、こう言ってくれるのは
めっっちゃ嬉しい!




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