短編

□10回クイズ
1ページ/1ページ








「なぁ〜」


『・・・ん?』










メンバー全員での外仕事が終わって
ホテルの部屋割りが1人部屋だったけど
パジャマ姿の菜緒が来た。



しょーもない話をしながら
テレビ見たり携帯見たりしてたのに
ソファにいた菜緒が
ベットに来て抱きつかれた。



どした?って
私のお腹に埋まってる頭をポンポンすると
何も言わずにグリグリされて。



ん〜…、なんて甘えた声を出すもんだから
可愛すぎてつらい。
いっつもツンツンなのにさ。せこくない?










『…菜緒?』


「ん〜…」


『どした?』


「なぁ、キスって10回言うて」


『はい?』


「言うて」


『・・・はい。』










言うよりしたいんだよなぁ…なんて
言えないから秘密にしとこ。



10回言い終えて、菜緒を見ると、
口角がちょっと上がってて
ニヤついてる。って言ったら
してへん。って言ってもニコニコ。










「なら、」


『・・・?』


「菜緒は咲乃のことが…?」


『ん?……好き?』










突然の質問過ぎて?飛びながら答えると、
小さく笑って手招きされたから
テレビ消して布団に潜ると
横からギューッと抱きつかれた。



ナニコレ…正解なんですかね?



とりあえず抱きしめ返すと
淡い石鹸の香りが。
大好きで落ち着く匂い。










「さっきのでいいん?」


『え、うん。』


「ふぅん。」


『え、間違った?』


「うん、ちゃう。」


『えぇ〜…』


「・・・咲乃。」


『・・・?、、んっ…』










名前を呼ばれて横を向くと、
見計らって重ねられた唇。



ちゅ…って可愛らしい音を立てて離れて
目の前にはしてやったり顔な菜緒が。



ほんっと小悪魔ちゃんだから大変。










『さっきの答えは?』


「な〜いしょ!」


『えぇぇ…』


「にひひっ♪」


『ちぇ〜…』


「あ、拗ねた」










しゃ〜ないなぁってまたキスされて。



ニッコニコで満足そうなだけなのは
なぁんかと癪に障るので、
余裕たぁ〜っぷりなその顔を
強引に引き寄せて
角度を変えながら愛が伝わるように何回も。



そうしてると、いつの間にか
キュッと腕を弱い力で掴まれてたり
キスの合間に漏れる声に優越感。










「っ!?、・・んんっ…はぁっ、、
 急すぎやし、ながい…」


『余裕なくなったね。』


「………あほ」


『なら答え教えて?』










私よりちょっと小さい手が
私の顔を包み込んで。
そのままおでこにキス。



これが答え?って思ってると、
またギューッと密着された。



菜緒の息が耳に当たって、
くすぐったいなぁ…って悶えてると










「答えはな、愛してる。」










自分から仕掛けてきたのに
愛してるって言った直後、
布団に潜って籠城した。



それがもう愛おしくて愛らしくて。



強引に突破して抱き締めてキスをして
今日は特別やで?って囁かれたら
もう止まれなくて翌日、
ガッツリ寝坊して茶化されたのは
言うまでもないよね。











































































…腰痛いんやけど


ごめん。


で〜も、うれしいんでしょ?


愛萌はどっか行って。


は〜い。


菜緒がかわいすぎるんですもの。


知ってる。


おぉ〜…


・・・なんなん?


ムッとしてる顔もイイネ!


・・・・もぅ。


かぁわいい〜♪


うっさいっ、、なぁ、肩。


はいはい。















・・・・・あますぎない?


まぁまぁ、としさん、、


・・・でもいいネタゲット♪


、、、、、どんまい。





.

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ