短編

□安眠?
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・・・あの小説、人間関係ドロドロしてて
面白かったなぁ〜なんて振り返りつつ
次は何を読もうかと電子書籍に目を配り
マネージャーの車に揺られながら
収録スタジオへ。



おはよぉ…と声をかけるも
楽屋の騒がしさに掻き消されるのは
恒例の出来事。



ホント、バラエティに向いてる子が多いよね。
富田とか久美とか史帆とか…



うちはソファーに座って
とにかく本が読みたいんだ。



だからさぁ〜…







『・・・美穂、どいてくれる?』


美穂「え、いやです。」


『なんで?』


美穂「私の方が好きだからです!」


『・・・・・・小坂〜?』


美穂「ちょっと!!」


『何回も言ってるけどさ〜』


美穂「諦めません!」


『はぁ〜…』


小坂「ちょっ、またやってんの?
ごめんなさい、咲乃さん…」


『ありがとね〜。』


美穂「待って!」







大声出さないでよ〜。

皆こっち向いちゃったじゃん。

あ〜、めんどくさいけど…







『あのさ…』


美穂「・・・!」
小坂「(怒ってる…?)」


『いい加減にしてくれない?』


美穂「あ、ぅ、、ごめんなさい…」

小坂「これ以上やったら嫌われるで。」

美穂「うぅ〜、、やだぁ」

小坂「もうやめよな?」

美穂「・・・うん。」


『分かってくれてありがと。
 小坂は今度、ごはんいこ。』

小坂「わ、ありがとうございます!
行きたいとこあったんです。」

『そこでいいよ〜。』


美穂「ず〜る〜い〜…」







・・・・めんどくさい、ほっとこ。


あ〜、本読む気力も失せたな…


・・・めちゃ笑ってるじゃん。










『なに笑ってんの〜、愛萌ちゃん。』


「ふふっ、大変そうだったなぁ〜って」


『助けには来てくれないのね…』


「来て欲しかったんですか?」


『あ〜、でたよ、こあくまなも。』


「なんですかそれ〜…」


『アパ−、やって?』


「、、、アパァー…♡」


『・・・いいね♪』


「それ、ひなのやつ〜…」


『おやおや、嫉妬ですか〜?』


「むぅ〜…」







こうやって大人っぽくなったり
子供っぽくなったり、ふくれたり
表情コロコロ変わるのがさ、







『好きなんだよなぁ〜…』


「私も好きですよ?」


『あり?、、、声に出てた?』


「バッチシ」


『わ〜ぉ』


「はずかしいですけど、うれしいです///」


『そういうとこだよ、まったく。』


「んっ…、、ぁ、っ、、んんっ・・・////」










はずかしさから顔真っ赤にさせての上目遣いに
ちょっと蕩けた声なんか聞かされたら
我慢なんて出来ないよね…



楽屋なんて事忘れちゃって
深めにやっちゃったけど、、まいっか。
あ〜、眠くなってきたし…










『おやすみ。』


「おやすみなさい///」








































「ひゃ〜、、大胆だねぇ〜」

「あのバカ、起きたら覚えときなさいよ!」

「ししとするかい?」

「バカ言うんじゃありません。」

「いてっ…」








「うぅ〜、、、」

「あれで寝るんや…」

「・・・・うらやましいぃ…」

「なら、してみる?」

「・・・え?」

「なぁ〜んてな(笑)」

「・・・・///(ドキッとしちゃった…///)」









「甘々で、、、いいね♪」

「あの、、河田さん?」




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