T

□‡2
2ページ/27ページ



 昨日同様宿屋の一階(ここしか無いから)
 昨日と違うのは私がフードの中から出てない事位。ジークは軽く朝食を頼んだ。



『で、どうすんの?』


 部屋でしたのと同じ質問をする。


『とりあえず学都にでも向かおう』

『学都?』

『学都シェルヴィーユ。王都とルイゼ山脈の間にある、魔導やら剣術やらを学ぶ施設や機関がある所だよ』


 成る程、学ぶ都で学都か。




 学都には魔導、剣術等の他にも所謂専門職を学ぶ為の環境が揃っているらしい。

 各施設、機関が揃っている。それは過去敵国だった隣国に対する防衛ラインである軍的施設の名残でもある。
 今現在でもその役割は健在であり各候補生や研究者、それに指導者も数多く存在する為、いざという時には国軍と同様の役を果たす事になってるんだとか。




『何でそこ?』

『あそこは研究者も多いからね。俺みたいな変わり者が他にもいないかと思って』

『ふ〜ん。どん位かかるかな』

『…二、三週間位かな』

『そっか』


 まあ、そんなもんだろう。

一応この大陸の大体の地理は把握している。
 ここから王都までの道程と手段を考えればその位が妥当だろう。



.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ