短編 裏

□可愛い彼女
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橋side



テレビに映り楽しそうに話をする私の彼女。このことを知ってる人はメンバーの中にもそんなにいない。
最近彼女は何かと忙しそうで、かれこれ2週間は会っていない。




まぁ、乃木坂を卒業した私と、人気メンバーの彼女の予定が合わないことなんて分かっていたことだ。




だけど、分かっていたとしても寂しいものは寂しい。



こんなことしーちゃんには絶対言わないけど。だって私のキャラじゃないし、しーちゃん浮かれちゃうもん。





そう思ってると、スマホに一通のLINEが、





あっ、しーちゃんだ
仕事終わったんだ






『ななみ〜!今度の土曜日オフなんだけどななみの家行っていい?』




『お仕事お疲れ様。いいよ、おいで』







内心メッチャ嬉しいけど、クールに返す。
しーちゃん久しぶりのオフだなぁ。




ちょっと楽しみかも









白side




今日は久しぶりのオフでななみの家にお泊りに行く!もう楽しみで朝からテンションが上がる。





だいたいの物はななみの家にも置いてあるからごはんの買い出しだけして行こうかな。





『ななみ〜♡今から行くね!』
『ん』



早っ!
ってか、一文字だけって!





まぁ何時ものことだから気にしないし、私はななみが心の中では喜んでる事知ってるからね。







買い物をしてななみの家に行く。
合鍵を持ってるから鍵を開けて入る。




「ななみー!おじゃましま〜す」
「しーちゃんおかえり」
「ななみ!ただいま」



「おかえり」だって!
もうにやけが止まらないよ。






にやにやしてるとななみに「何ニヤニヤしてんの」って言われたけど、知ってた?




ななみもさっきからニコニコだよ?





ななみが卒業してからずっと一緒に居られなくなったから今日私に会うの楽しみにしてくれてたの知ってるよ。
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