短編 CP

□夢の中
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白side


とある番組の収録終わり珍しく飛鳥から話しかけられた。


『ねぇねぇ、まいやん』
「ん?なにー?」
『今日泊まりに行っていい?』
「え!珍しいね、全然いいよ〜」
『ありがと。じゃ用意してくるね』



飛鳥がお泊りしたいなんて珍しい。別に仲良く無いわけでも無いし、普段話さないわけでも無い。


夜ごはん何作ろうかなぁ
飛鳥が泊まりに来るの珍しいから楽しみだな〜







齋side



今わたしは白で統一された綺麗なまいやんの家でくつろいでる。


ごはんもまいやんの手料理でお風呂もゆっくり入ってあとは寝るだけなんだけど、テレビを見ながら色々な話をする。




『飛鳥がお泊まりしたいって言うの珍しいね?なんか相談?』
「違うよ……まいやんと話したかっただけ」
『えー!!何それめっちゃ可愛い〜!』



そう言いながらまいやんはぎゅーっと抱きしめて来る。



「もう〜暑いからくっつかないでよ…」
『いいじゃん!いいじゃん!せっかくお泊まりしてるんだし!』




最近ありがたいことに仕事が増えて、少し疲れてた。だから、なんだかんだ言って一緒にいるとこっちまで楽しい気分になるまいやんに甘えたい気分だった。


そんな私の気持ちを知ってか知らずか、いくら私が可愛げのないことを言っても離さずにずっと抱きしめてくれていた。






白side



今日の飛鳥はなんか疲れた雰囲気だった。
別にこれだって言う確信はないけどね、雰囲気だよ雰囲気。



だから、ずっと飛鳥に抱きついて離さなかった。ちょっとでも、元気出してくれたらなぁと思って。


そしたら飛鳥は、可愛くないこと言いながらもずっと笑顔でいるから。私の考えは大方当たってるんだと思う。
いっつもみんなにバカって言われるけど、人の気持ちは分かるもんね!




ずっとじゃれ合ってると飛鳥の相槌がだんだんゆっくりになって来て多分眠たいんだと思う。





「飛鳥、そろそろ寝る?」
『う〜ん……もうちょっと話したい』
「でも、明日も仕事だしいつでも泊りに来ていいから今日は寝よ」
「わかったぁ……」


すでに半分寝かけの飛鳥を抱っこして寝室まで連れて行く。




「飛鳥おやすみ……夢の中で会おうね」
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