ミジカイ夢
□サネカズラ
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…コンコン
『恭弥 仕事お疲れ様です。 お茶を用意しました。えっと…「用が無いならさっさと行って 仕事の邪魔になるから、目障り。」
『…っ、すみません。では…』
バタン
前はあんなんじゃなかったんだけど、やっぱり嫌われてるのかなぁ… っ 自分で言って傷つくな(苦笑)
『私はっ、嫌われてるんだなぁ ハハッ』
自称気味に笑った声は 無機質な部屋に吸い込まれていった
『ウッ! ゴホッゴホッ ゲホッ ガハッ‼』
手に生温い感覚を覚え見てみると 自分の血がべっとりと付いていた
『…これはまずいなぁ 体が悲鳴を上げてる。持って数日かな… これも運命ってか? まああり得るな 私が死んだあとはどうなるか決まってるんだし 副作用ってとこかな 考えても仕方ないか… 寝よ寝よ』
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