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□狂ってる
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どうして私は存在しているのでしょうか。

「ご飯だよ〜」
星はみんなに言う。
一人を除いて。

みんなはハンバーグを美味しそうに食べている。
×××は気付かれないようにその部屋を覗く。
だが星には気付かれていた。
「あんたは自分のう〇こでも食べてなよ」
皆に気付かれないように星は言った。
×××は逃げた。

お腹が空いたので、×××はゴミ箱を漁る。
腐ったりんごが出てきた。
食べるのには躊躇ったが、食べた。
すぐお腹が痛くなって、家の近くの空き地に排泄した。

「うぅ…」

×××が帰ってきたら、3人に苛められる時間になっていて、苛められた。
後は寝るときに家から閉め出されて近くの空き地に隠れて寝た。
戻ってくると、朝の苛めが始まった。
お尻を集中的に蹴られて、座るのが痛かった。

×××はぼろぼろの制服を着て、学校に登校する。
朝から鞄で背中を叩かれたり、後ろから蹴られたりした。
落書きだらけの靴を脱いでロッカーに収納する。
シューズは相変わらず戻ってこない。

扉を開ければ凄い勢いで飛んでくるノート。
×××の鼻にクリティカルヒット。
鼻血は出なかったようだ。
出たら汚れてなくても鼻血で汚れたってさらに苛められるけど。

落書きだらけの席に着き、ただ座る。
何かが飛んできたり誰かが悪口を言っている。
黒板に落書きがされている。
×××の悪口を。
×××は消しに行った。

授業中はノートや教科書と言えないような紙束を机の上にあらかじめ出す。
表紙らしきものを開き、ノートをまとめる。

昼休みは、人気の無いところでただボーッと座る。
「おい」
×××は目の前に焦点を合わす。
数人の女子が厭らしい笑いを浮かべて×××を見る。
×××は逃げようとしたが遅かった。
「こっちは受験に失敗したんだよどっかの疫病神さんが厄を飛ばしたせいでね」

結局苛められた×××は教室に帰った。

午後の授業も受けて、×××は帰った。
その間も苛められた。

帰れば先に帰っていた妹達に苛められる。

今日はお腹を壊しているのを知ったらしい妹たちがひたすらお腹を蹴ったり踏みつけたりしてて、我慢してた下痢便が漏れて服も床もぐちゃぐちゃになってしまった。

「汚〜いww」
という穂香の笑い声、
「こっち来ないで、気持ち悪い、汚い、臭い」
という千尋の貶す声、
「汚い、臭い、キモい、何で漏らしちゃってくれてんの、ちゃんと片付けてよね」
という星の冷たい声。
「あ…」
私はお腹の痛さを堪えて呟く。
「何何?汚いものを片付けさせて貰えて嬉しいです?よかったねぇ〜ww」
星がそう言った
「あ…ちが…」
「は?何言ってくれちゃってんの?お前に拒否権無いに決まってんだろふざけてんの?」
私はその後30分ぐらい体罰を与えられた。

そんな日は変わらず繰り返される。
歯車が狂うまで。

「私は……」
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