べっどるーむ
□戦争ゲーム3
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「帽子がない。此方の負けだ。」
参ったと言わんばかりに両手を上げるグルッペンさん。
そう、見事に私達のチームが勝ったのだ。
喜びを噛み締めつつ、ありがとうございましたとお辞儀をする。
やはりあれから少々足を引っ張ったが、トントンさんやゾムさんのフォローもあって、なんとか相手を倒した。
私はトントンさん、ゾムさんとハイタッチをし、喜ぶ。
「最初ビビって逃げ出したんちゃうかと思って焦ったけど…すぐ戦えるようになってほんま凄いなあ」
トントンさんがそう言うと、ゾムさんも「それな」と相槌を打つ。
本当は最後まで内心ビクビクしてたんだけどね…
「NamE」
突然グルッペンさんに呼ばれる。
はい?と聞くと、ニヤっと悪い笑みを浮かべたグルッペンさん。
どうしてか、嫌な予感がする。
「また、宜しく頼むゾ」
圧力をかけるかのような笑みを向け、グルツペンはスッと目の前で消えた。
今回だけではなく、次も呼ばれるのか…
内心苦笑いをしながら、トントンさんに戻る方法を聞き、私も自室へ戻った。
明日はどうしようか
なんて考えていたら
ホモ神が家にいるのを思いだし
すぐさま追い出した。