長編小説

□第1話 恐怖の手紙がキターー!
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ある日の逆巻家。

レイジ「ようやく集まりましたね。」

アヤト「んだよ、レイジ、話って!」

カナト「何なんですか……全員呼び出すなんて」

ライト「なにかあったわけ?」

最初に言葉を発したのはこの逆巻家の
次男であるレイジ

そしてそのレイジに口を挟さんだのはアヤト、カナト、ライトの三つ子である

長男のシュウは我関せずといったふうでソファーで居眠り
末っ子のスバルは皆から離れた柱でこれまた面倒臭そうに話を聞いていた

レイジ「緊急事態です」

アヤト「はぁ?緊急事態?」

レイジ「そうです…これを見なさい!」

レイジは手に持っている手紙をバッ!と
兄弟に見えるように前に出す
嫌そうな顔をする者
面倒だと呟く者
興味無しで眠る者
それぞれの反応を示すなか
ライトがなにかに気づいた

ライト「え…それって…まさか……」

レイジ「えぇ、そのまさかです」

アヤト「チッ、本当暇人だなあの親父」

そう、それはこれから
ある兄弟を非日常へと送り出す
恐怖の父親からの手紙だったのである
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