今日のSS

□罪作り(門瑞)
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罪作り

 別れは突然だった。
 これ以上誰かの代わりは続けられない、と疲れたように告げられ、寸の間息を詰めた後取り繕うことも誤魔化すこともできずすまんとだけこぼした。苦笑と共に彼女は向かいの席を立ち上がる。
 そういうとこ、好きだった。
 するりと遠のいていく声に取り残された秀吾は一人目を閉じる。重ねていたと、分かっていた。聡いところも、頭の回転が速いところも、ふとした瞬間に見せる笑顔も、そしていずれは自分から歩き去ってしまうところも。
 おれも、好きやった。

 ――嗚呼、まだ、追いかけている。




果たしてこの後門瑞に幸せは訪れるのか……!!誰か!幸せにしてやって!!
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