奇妙な夢は世界を超える
□姉の親友が見た夢
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私、金野 レイが14歳だった時の話である。
ある日自宅でとあるアニメについて語り合っていた。
私の前で瞳をキラキラ輝かせながら夢の内容について語っているのは蔵葉 優楽、ウタさん。
私の姉の親友で、私がワンピースを宣教(?)した相手だ。正直可愛い。
私とは3歳差。私の通っている中学が中高一貫校なんだけど、そこの高校だ。
『え?ウタさん、白ひげが夢に出てきたって?』
ウタ「そうなの!最近ワンピースの二次小説ばっか読んでたんだけど、その所為かな⁉」
『どんな夢だったんですか⁈詳しく!』
わざわざ私に夢を見た事を教えてくれるその姿、天使かっ!性格素敵、可愛いお姉様的な。
私は影であなたがモテてているのを知っていますよ!
モテていると言えば、私の姉もモテている。女子に。
…姉だよ?女だよ?学校では王子様とか言われてるらしいし…学校で何してるんだ。
残念な事にそんな姉はワンピースを見てくれなかった。
ウタさんは見たらはまったみたいで、しかも好きなのが白ひげ海賊団!
私も白ひげ海賊団好きなんだよ!いや、勿論主人公達も好きっすよ?
で、ウタさんが見た夢の内容は…
・若い白ひげらしき人が出てきた。
・クラバウターマンだった。
・白ひげと仲良くなって、ヒョウ柄タイツ履いた。
・戦えるように訓練してる
もう何日か連続で見ているらしい。
てか、ヒョウ柄タイツってwww
『ワンピースの世界…私もそんな夢見て見たいです!
ウタさん、オラに力を分けてくれーー!』
ウタ「この場合、手を挙げたら良いのかな?」
そんな手を上げてくれるところも好きです。
純粋かよ、こりゃモテるわな……。