クラバウターマンの奇妙な夢
□白ひげside
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白ひげside
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ウタ「私ってクラバウターマンだったの…!」
先程目が覚めたら部屋の中にいたウタというレインコート、いやクラバウターマンか。
女にしては少し低いが、男よりも高い声と私と言っているところからして女なのだろう。
レインコートに隠れて残念ながら顔は見えない。
しかし、クラバウターマンが現れるってことは、俺もこの船に結構な愛着が湧いている、ということになるな。
そう思うとなかなかこう、胸に来るモンがあるな…
『ってオイっ、本人が知らねェのか‼』
ウタ「知らないよ、しょうがないじゃん。気がついたらここに居たんだもの」
何言ってんの、当たり前だろって顔で見てくるウタ。
いや、そんなのこっちこそ知らねェよ。
『そう言えば気がついたらって、ここにくる前はどこかに居たのか?』
クラバウターマンがどこから着たのか…
見えないだけでずっと船にいるもんだと思っていたが、実は違うのか。
ウタ「うー、言っていいのかな?……言っちゃえ!実は………」