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□青
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やっぱり赤だ
この信号を渡れば会えるけどそれが憚れてるように止められてるように感じる
いつもここで引っ掛かるのだ

「普通なら駄目でしょ」

楽屋の片隅から二人を見つめる
ほんとにその通り美彩の言うように駄目なことなんだと分かっているのに


「二人とも大事でしょ」
「.......」

ここで何も返せない自分に呆れてしまう
いつまでも割り切れない感情と戦うばかりで

「そんなに好きなんだね」

ワシャワシャと美彩に頭を撫でられる

真夏と若月の関係を知ったのはほんの数週間前だ
前々から気になってたけどそれが事実となるまで認めなかったし認めたくなかった


「でもそういうのなんか好き」
「人ごとだな」
「諦めるか待つしかないじゃん」
「..うん」

それしかない。気持ちを押し殺そう。そう決めた..
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