狐を被る〜or小説

□第1話
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*トリップ*


気がつけばなんか見覚えのある姿になっていて

なぜか周りから“羽衣狐様”と呼ばれ

生き肝を差し出された時はもう泣きそうになったのはいい思い出

それから胃薬と心の友(マブダチ)になってトイレの便器とランデブーしながら

何とか鵺を産み落としたかと思えば我が子に嵌められ頭痛に悩まされていたら

祢々切丸に斬られた

それが私の最後の記憶だった

だから私は死ぬんだと思っていた

魂が消滅したんだと

でも…


「あんた何者だい?」


ピンク色の髪に威厳と威圧感をバンバン醸し出す老女を見て頭を抱える

ぬら孫の次は幽白かよ!!




2018/02/24

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