BOOK(ヒロアカ)

□Vol.4 いざ、尋常に勝負!
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『出久君、大丈夫かなぁ…』




「緑谷さんが心配ですの?」




「お家近いって言ってたもんね!後、めっちゃ仲良いし!」




めっちゃ仲良いって思われてるの!?よっしゃ…!




『あはは。何か……ボロボロになるイメージしかつかないと言うか…』




「(緑谷少年……めっちゃ心配されてるぞ!)」



















結果は、ヒーローチームが勝った。が、




「ノエルさん…」




『出久君……!』




頭を抱えてしゃがみ込んだ。出久君がズタボロになるのは知ってたけど!知ってたけど……!




「さて!次のチームは……ヒーローチームは「B」!敵チームは「I」だ!Iチームは3人だから、よーく考えて作戦を練るように!」




ビルの中に入って、核兵器のある部屋に向かった




『轟焦凍氏は、氷っぽいよね』




「(氏……?)障子君は、腕がいっぱいある!」




「(氏?)聞いた話によれば、先端に自分の身体を複製するみたいだよ。例えば、耳とか」




『位置バレは確定だね』




氷張られたらアウトだもんなぁ




「私本気出すね!手袋もブーツも脱ぐ!透明だから、隙をついて確保テープ巻いてみる!」




「じゃあ、俺は正面から核兵器を守るから、ししょーは核兵器の後ろを。この高さで窓から侵入は考えにくいけど、一応」




可能性の低い方を女子に任せるなんて…!紳士…!!!




「後、奇襲も兼ねてる。核兵器の後ろ、隠れられるだろ?もし、俺に何かあったら頼む」




『おうよ、任せとけ!透ちゃん気をつけてね!』




「うん!行ってくる!」




すると、無線からオールマイトのカウントダウンが聞こえてきた。私は慌てて核兵器の後ろに隠れる




全部凍らせてくる轟君に対して、私は何をするべきか。先ずは、凍らない事が確実だ。なら…




自分の周りに個性を使って、見えない壁をつくる。尾白君の方にもやってあげたいけど、まだ大きくは出来ない。やらなきゃいけない目標がたくさん出てくるが、今は自分に出来る最大限をしよう




スタートの合図が聞こえ、数分するとヒヤリと冷気が漂った。しかし、すぐに壁と核兵器がパキパキッと凍った




「っ、くそっ……!ノエル、平気か?」




『一応、!』




小声で話しかけてきた尾白君に続いて、透ちゃんの「痛い」という声が無線で届いた




「動けるか?」




『うん、大丈夫……』
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