BOOK(ヒロアカ)
□Vol.4 いざ、尋常に勝負!
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「……ふーん」
『聞いといてその反応って…本当にクソを下水で煮込んだような性格してんね』
「んだよそのボキャブラリーはよ!!!!てめぇぐれぇだぜ、そんな事言う奴」
『いや、絶っっっ対に誰かしら思ってるよ』
「はっ、居るわけねぇだろ」
鼻で笑う爆豪君に私はほくそ笑む
『じゃあもし居たら、ご飯奢って』
「は…」
『出久君と幼馴染みなんでしょ。あの辺で美味しいパスタ屋さん紹介して奢って』
「嫌だ」
『だって居ないんでしょ?自分の発言に自信が持てないんですかー?』
「はあ?持てるわ」
『二言はねぇですよね』
「……ちっ、おうよ」
爆豪君は嫌そうな顔をしながらも、自分の席に戻っていった
ふっふっふ。気づいているかな、爆豪君。君になんのメリットもないことを!
「もぉぉ、ノエルちゃん!かっちゃんに突っかかるって、心臓に悪いからやめてよ!」
ひぇぇぇと、小声でそう言った出久君に親指を立てた
『へーき、へーき!』
「お二人さん、おはよー!」
『おはよー、お茶子ちゃん』
「うっ、うう麗日さん!!!おっ、おはよう!」
出久君、声が裏返ってるよ
二人が話しているうちに、轟君には両手を合わせて口パクで「ごめんね」と謝っておいた。ため息つかれたけどな…くぅっ、心に刺さるぜっ
「ノエルさん、おはようございます」
『あー、百ちゃんおーはよー』
「…あら。椅子が温かい…ですわ」
『ぶはっ……!』
爆豪君っ、の……温もり……っ、ひぃ、お腹痛いっ、……!
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午前は他の普通の高校と同じく、必修科目。今は英語担当プレゼント・マイク先生の授業だ
「んじゃ次の英文のうち間違っているのは?……おらエヴィバディハンズアップ!盛り上がれーー!!!」
『いえーい!!!』
「よし、ししょー!」
両手をぶんっと上げると、指名された。そういう意味じゃなかったんだけどね
『4番です!』
「オーケー!!!!正解だぜ!」
「『いえーい!!!』」
((((なんでそんなノリノリなの))))
後ろの席って最高。何やっても周りの邪魔にはならない。声は別だがな