星うさ
□君とキスした休日♡
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その頃うさぎは部屋で泣いていた
ル「うさぎちゃん、もう泣かないで、お仕事なんだから、それにさっきのしてないって星野君に言われたんでしょ?(汗)」
う「うっうっ…そ、そんなこと、分かってる…分かってるけど」
うさぎが泣いている理由…それは星野のドラマを観てしまったから、星野と付き合って半年当然星野の出ている番組はチェックしている
それは星野も知っていたので時前にキスシーンがあってもフリだけでしてないと言われていた
だけど未だに星野にキスされてない自分にはふりだけって分かってても思ったより辛く悲しくなってしまったのだ
星野は自分の事を大切に想ってくれてる
そんなこと一緒に居ればわかる
でも芸能界で仕事してれば自分より可愛い人、綺麗な人はいっぱい居る
いずれ自分より好きな人が出来たらと考えると不安で堪らない
ル「キスシーンがあるの分かってて観たのうさぎちゃんなんだからこの事で星野君を責めちゃ駄目よ?」
う「うっ…うっ(泣)」
ル「はぁ〜そんなに星野君とキスしたいならうさぎちゃんからすればいいじゃない?」
う「そんなの無理よ!//////」
ル「どうして?したいんでしょ?」
う「う…そうだけど……星野を目の前にすると緊張しちゃうんだもん//////」
うさぎが顔を真っ赤にしながら俯く
ル「星野君も今のうさぎちゃんと一緒だと思うわ」
う「そうかなぁ?」
ル「そうよ、星野君だってうさぎちゃんにキスしたくても今のうさぎちゃんみたいに緊張して出来ないんじゃない?好きな人とキスするってとっても勇気いるのよ?今は一緒に居られるだけ幸せって思わなきゃ‼相手は人気アイドルなのよ‼そんな悩みファンに知られたらうさぎちゃん次の朝日拝めないかも…」
う「こっ怖いこと言わないでよぉ(泣)…そうだよね…一緒に居られるだけで幸せって思わなきゃ♪」
うさぎは泣くのを止めた
ル「ドジでおっちょこちょいで泣き虫で勉強出来ないうさぎちゃんを好きになってくれただけでもありがたいと思わなきゃ‼」
う「ルナひどーい(泣)」
〜〜♪〜〜♪
うさぎの携帯が鳴り響く
ル「うさぎちゃん電話よ‼星野君じゃない?」
う「わかってるわよ〜もしもし?」
星「もしもし、おだんご大丈夫か?」
う「へ?何が?」
うさぎは星野が何で心配してるかわかってなかった
星「お前ドラマ観てなかったのか?(汗)」
う「観てたわよ?」
星「俺のキスシーンも観たんだろ?」
う「観たわよ?」
星「それでお前が泣いてるじゃないかと思って」
う(見抜かれてる//////)
う「な、泣く訳ないっしょ///ふりだけって訊いてたし////」
星(泣いたな(笑))
慌てる様子が目に見えて分かった星野はなんだか嬉しくなった
ふりと分かってても焼きもち焼いてくれてる彼女が愛らしい
星「素直じゃねぇな(笑)」
う「だから泣いてないって////」
星「はいはい、そう言う事にしとくよ♪おだんご明日暇だろ?」
う「暇って決めつけないでよ(汗)」
星「でも暇なんだろ?(笑)」
う「うっ……暇」
星「なら明日俺ん家来いよ♪大気がご馳走作ってくれるみたいだぜ♪」
う「えっ‼ご馳走‼行く行く‼絶対行く‼」
星「決まりだな♪朝迎えに行くから寝坊すんなよ?(笑)」
う「このあたしが食べ物の事で寝坊すると思う⁉」
星「そこ威張って言うとこじゃないんだけど…(汗)まぁおだんごらしいな、じゃまた明日」
う「うん♪おやすみなさい」
うさぎは電話を切ると既にベッドで寝ていたルナを起こさないよう自分も横になった
う(そういえば星野の家行くの初めて、ちょっとドキドキしちゃう♪アイドルが住む家ってどんな感じなのかな……大気さん達が居るなら安心よね…いきなり星野の家で二人きりはさすがに心の準備が出来てない//////)
一人モヤモヤと考えながらうさぎは眠りについた