星うさ
□突然来た酔っ払い
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風呂から出たら携帯が鳴っていた。
〜〜〜♪
相手は俺の彼女から。
こんな夜中に電話…?
大抵、おだんごからかかってくる電話といえば、ドラマ観たよぉとか、雑誌買ったぁ的な話。
デートの誘いなら、大歓迎だと何度も言ってはいるんだけど…
いくら恋仲になったからといっても、あまりそれは変わらない。
今日もそうだろうと思って電話に出た。
星「もしもし」
がやがやしている電話のむこう
星「…おーい?おだんご?」
う「もしもーし、しぇやぁ♡」
星「…………は?」
開いた口が塞がらないとはこのことだろうか。
いつもとは少し違う声。
底抜けに明るいが、少し舌足らずの声…
う「えへへ〜今から行きましゅねっ!」
それだけ言うと、一方的に切られた電話。
え?今からあいつ来るのか?
時計を見ればもう0時はとうに超えている。
世間様は、週末。
もしかしなくても、あいつ酔ってる?