星うさ
□二人が望む未来
1ページ/5ページ
いつもの帰り道、あなたの歌を口ずさんじゃった時、涙がこぼれた…。
建物の隙間から溶ける夕日は、いつもの街を素敵に染めているのに、あたしの心は荒んだまま…。
あなたと出逢ったあの時からあたしは
少しだけ強くなった。
そしてまた…弱い自分に戻ってしまった。
「じゃあな」
、と言って綺麗な夕日の中、流れ星となって帰ってしまったあなたを…気づけば毎日探してた。
ふざけあった時間は、もう戻らなくて
言葉だって届かない…。
だからあたしは…このまま決められた未来へ歩くしかないんだ…。