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□我らハートの海賊団!
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お決まりの場所.



「ねーねーロー」
「何だ?」
「“シャンブルズ”やって!」
「…は?」
「今多分ベポ甲板にいると思うし、私も潮風に当たりたい!そしたら私の代わりにベポがここに来るんだよ!ローベポの事も大好きだもんね!だからやって!」
「ダメだ」
「何で?!」
「いくらベポが好きとはいえ、大きくなったあいつは膝の上に乗せらんねェ」
「………………」


あの手この手を使ってもローの膝上から逃げられない。


鬼ごっこ〜ペンギンver.



「ペンギン!」
「ん?どうした」
「暇だから遊んで!」
「…キャプテンなら船長室にいるだろ?」
「ローじゃなくて、ペンギンと遊びたい」
「(俺の死亡フラグ立てるなよ…!)
と、とりあえず何したいんだ?」
「鬼ごっこ!ペンギンが鬼ね!」
「間違いなく誤解されてバラされるからやめてくれ」


キャプテンのお気に入りを追いかけ回せるわけないだろ!


鬼ごっこ〜シャチver.



「シャチー!」
「ん?」
「ペンギンが遊んでくれない!だから遊んで」
「(珍しいな…)
ペンギンは何で遊んでくれないんだ?」
「鬼ごっこしよって言ったら、ダメだって。だからシャチ鬼ごっこしよ!」
「待て。ペンギンが無理ならおれも無理だ」
「何で?!ふ、二人共私の事…(ポロッ)」
「わ、分かった!!やろう!」


結果→バラされる


鬼ごっこ〜ベポver.



「えっ?!何でシャチバラされて干されてるの?!!」
「なまえと鬼ごっこしたら…」
「あぁ…(察し)」
「ベポー!」
「気をつけろよベポ!鬼ごっこ途中で終わった感じだからなまえのヤツまだ…」
「鬼ごっこしよ!」
「(ほら来たーー!)」
「うん!いいよ!やろっか」
「ベポ?!!」


「ん?なまえのヤツまた……あぁ、ベポとか」

結果→ベポはバラされない.


誤魔化す時は口付けで.



「(キョロキョロ)」
「あれ?なまえ何やってんの?キャプテンは?」
「…逃げてきた」
「えっ?!何で?!!」
「なまえっ!!!」
「(!)」
「あれだけ人参は残すなと言ったろ!」
「ロ、ローだって梅干し残して…んっ!」

チュッ

(キャプテン……)


同じマークでも.



「上陸したぞー!」
「やったー!買い物ー!」
「待て、なまえ。これ着てけ」
「え?でも海賊旗なら私の服にも、」
「着ろ」

(((((自分のを着て欲しいんだねキャプテン…!)))))


気分屋な外科医様.



「いたぞー!!」
「なまえだ!!」
「ハァ。毎回毎回ほんとよく現れ…え?何で心臓抜き取ってんのロー?七武海入りしたんだから別にもう心臓集める意味は、」
「なんとなく」
「なら返してあげなよ…!!」


そしてひと思いに殺してあげてください。


治療中.



「まっ…だ、めっ…! ロー!」
「逃げんな。逃げれば長引いて辛いのはお前だぞ?」
「あっ…!!やっ……! ああっ!!」
「すぐ楽になる…だからおれに全てを委ねろ」


「いつもながらなまえの“珀鉛病”治療中って…」
「言うな」


男所帯の船には刺激の強い一日。


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