Short Novel
□ＥＤ後 アッシュ編 ２
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あれから、アッシュが帰ってきてから一年が経った・・・・
ナタリアとの婚約を発表したのはアッシュが帰ってきてすぐだったはずなのに、いまだに二人は結婚式を挙げていない。
理由をナタリアに聞いたら
「結婚するのにはまだ早すぎましてよ」
と言っていたわね。そんなものなのかしら？
私はルークに一日でも早く帰ってきて欲しかったのに・・・
ううん、まだ帰ってくることを心のどこかで期待してる・・・
でもきっと叶わない・・・・・
・・・・ルークを待っている二年間は仕事で気を紛らわしてた。
部下と訓練をしていれば気を落ち着けさせることができた。
・・・でもアッシュが帰ってきてからは、一日一日が辛くて、どんなことをやってもルークが帰ってこない現実を忘れられなくて、気付いたらそればかり考えている。
他のことは覚えてられなくて、今、私はホドが一望できるここに来た理由も、どうやってどこを通って来たのかも覚えていない。
ホドは私にとって全てを失った場所。
教官と兄さんとそれにルークを・・・・・
なのになぜ私はここに来たのだろう？ホドを眺めているだけでこんなにも辛いのに・・・・