Short Novel
□酒合の衆
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ルークたちは、障気が包んでいるオールドラントで飛び回っている連日の旅の疲れを癒すために、ケテルブルクで１日自由行動となった。
今はもうとっくに日が沈んでいる。
「あれー大佐だけいないね？」
レストランで夕飯を食べることになっていたが、偶然にもロビーでジェイドを除く５人が集まった。
「もう先に行ってるんじゃないか？」
「だったらわたしたちも早く行こうよ」
「皆さん、遅かったですねー」
レストランに着くと、テーブルの上には食事が全員分ずらりと並んでおり、ジェイドが座りながら眩しいくらいの笑顔をこちらに向けた。
「ぶー、大佐が早すぎるだけです！」
「何か企んでるんじゃないよな？」
ルークが怪訝そうな眼でジェイドを見る。
「嫌ですねーそんなことあるわけないじゃないですか！」
「本当かよ・・・」
「ルーク！早く食べないと冷めてしまいますわ！」
「・・まぁいいか」
ルークはかなり悪い予感がしたが、仕方なく椅子に腰掛けた。