Short Novel
□酒合の衆
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そうやって食べ始まってから、暫くしてジェイドが席を立った。
「すいません。ネフリーに今すぐに頼まなければならないことがあったのを忘れていました」
「今まで忘れてるなんて、アンタにしては珍しいな」
ガイが言う。
「代金はガイが払ってくれるそうですから皆さん、楽しんで下さいね?」
そう言ってジェイドは行ってしまった。勿論自分の分はしっかりと食べ終えてからだが・・・
そのすぐ後、異変が起きた。
「みゅうーー・・・」
「あれ、どうしたミュウ?もう腹いっぱいか?」
食べ始まって40分(かなり経ってるじゃん)、ミュウの元気がなくなり、心配したルークがミュウの顔を覗き込む。
「ご主人様・・」
「どうした?眠いんだったら・・・」
そこでルークの言葉を遮り、ミュウがいつもと違う口調で叫んだ。
「死ねぇーーーー!」
「っておわ!!危な!」
突然ミュウの口からミサイルが発射し、ルークの頭めがけて飛んできた。
「はっはっは、そんなものかレプリカ!!!」
ミュウが先ほどとは違う年寄りの男性の声で嘲笑した。