Chain of the World

□2.首都へ
1ページ/8ページ

ルークたちは駐屯していた六神将の目を欺いて、セントビナーになんとか入った。


その入口で、六神将が撤退するを見ていた。


「今いたのは妖獣のアリエッタに烈風のシンク、魔弾のリグレットに黒獅子ラルゴ、そして死神ディスト。いないのは蒼狼のゲーティアだな。」


「蒼き狼、ゲーティアは噂によると六神将最強らしいな」

ルークは感心したようにガイに聞いた。ルークは噂で名前は知っていたが、誰がどういう顔かまでは分からなかった。


「ああ、音素を使わずに譜術を使うって聞いたことがある」

「そんなことができるのか?」

「噂ってのは大体大げさに伝わっていくものだから、本当かどうかは見てみないと分からないがな」

「僕も、六神将の中でもゲーティアとだけは会ったことがありません」


私もその人のことは知らなかったが、そんなことより私の近くで何度もその名を呼ばないでほしかった。

「皆さん、ティアが恐い顔をしていますので、そろそろ行きますよ」

大佐の発言にみんながこっちを向いた。

「大佐!私は恐い顔なんてしてません!」

私がそう言ったが、軽く大佐に流された。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ