おはなし
□ボクのシアワセ方程式
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もう、潜み慣れてしまった(いいのか!?)ケロロくんの部屋の屋根裏。
昼も過ぎて調度3時のオヤツが終わる頃。
この時間帯ボクは決まってここに陣取る。
目的は…
「軍曹さ〜んvこんにちわですぅ」
まだ尻尾つきの小さな後輩。
…変態じゃないよ?
たださ、一日一回あの子の笑顔を見ないと、何かやる気がでないんだよなぁ…
分かってる、
この気持の正体くらい。
分かってる
あの子が笑っていられる理由くらい。
分かってるんだ、
あの子がボクなんか全然見ていない事くらい。
でもね
それでもいいんだ。
キミが笑っていられるなら、
その笑顔が例え自分にむけられていないとしても…
「軍曹さんあのね〜…」
あの子の楽しそうな声を背に小さく息をついて、屋根の上へ上がる。
見上げた空は青く澄んでいて
大きく息を吸い込む。
これで、いいんだ。
青い空、今日もいい天気になりそう、あの子はいつもの様にまぶしい笑顔で…
自然に緩む頬。
十分十分。
青く澄んだ空+キミの笑顔=ボクのシアワセ
〇ボクのシアワセ方程式〇
片想いもなかなか悪くないでしょ?
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