遥の心の言葉たち

□「駅前のミカン」
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駅前のミカン」

いつもわからない言葉を言って君から遠ざかっていた
何を勘違いしているの?それは紛れもない恋
何をしたいのかすらもわからないまま
ただただこの時間が過ぎ去っていくだけ

いつか言葉にすればいいと思っていた
だけどこんなに日が長くなっていたなんて

悪ふざけで恋が実るわけなかった
からかって遊んでじゃれ合って
いつまでも一緒だと思ってた
なのに君はもういない

いつも隣には君がいて二人で笑いあっていた
あのときは気づいてなかったんだあれが恋だと
いつでも言えるだなんて油断してたんだ
あの日帰りの駅のホームでボタンを握ってた

いつも通じあってると思いこんでた
だけどこんなに駅がにじんでみえてくるなんて

さようならありがとうさようなら
行き場をなくしてたたずんでる
いつもならすぐ乗れた
なのに電車がまだ来ない

あのとき言えていたらどうにかなっていたの?
ううん違うきっとあのままでよかったんじゃないかな
僕の小さなボタンが遠くまで飛んでいく
まるで誰かさんの思いみたいだね
 
 

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