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□正しい想いの伝え方…
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その日は久しぶりに訪れた休日で、日々サイン地獄に追われるおれにとってはなんとも幸せだがどこか退屈さえ感じてしまう様な日だった。



せっかくの休みなのだからコンラッドと一緒にキャッチボールを…と思っていたのだが…、肝心の本人は不在で、おれの代わりに今頃国境付近の村で子供たちと野球だろう。




村田を誘おうかとしたが彼を見た瞬間にその問いかけは出来なくなった。
ある意味腹立たしい程に羨ましい光景が目の前に広がっていたのだ……


つまり、村田は姿もなかなか見つからない程、巫女さん方に囲まれていた。



だがその理由は…





言葉にすると哀れにおもえるからやめとこう…





そんな訳でおれは今、ヴォルフラムと部屋でのんびりしている。


村田の状況をみてつい本音が漏れたのを聴かれたせいで、先ほどまで機嫌が悪かった三男であるが…
読みたかったらしい本を片手に機嫌が回復に向かっているようだ。



助かった……
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