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□爽やか美香蘭vの効き目。・
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「あれっ?陛下、なんだか今日はいつもと違った香りがしますねぇ。」

部屋に来ていたコンラッドが、待女さんを下がらせたあとでおれの髪の匂いに気付いたのか近づいてきた。
シャンプーの匂いは効果あるらしい。

「あぁ、たぶんシャンプーの匂いだわ。風呂の中にあったんだ。
前みたいにツェリ様の美香蘭かなとも思ったんだけど、なんかこう、ちがうっぽかったから大丈夫だろうと思って使ってみたんだよ。」

そういって、まだ、半乾きの髪の匂いを嗅いでみる。
うん、夏にこれであらったら、もっと気持ちよかったんだろう。

「そういえば、今日だよね、ヴォルフラムが帰ってくんの。」
「はい、そうですね。寂しかったんですか?逢えなくて。」
「なにいってんだよっ。そんなんじゃないんだけど、なんか、あいつの『へなちょこっっ』をもう3日も聞いていないからか、なんか、物足りなくって…」
「きっと、ヴォルフラムも陛下に会いたがっていると思いますよvv」
「や、だからそんなんじゃないんだってっっ、あぁ、でも、帰ってきたらまた言われ続けるんだろうなぁ…『へなちょこ〜』とか、『この浮気もの〜』とか……」


聞けるうれしさ半分、聞かされる悲しさといったところだろうか、、!?

そんなおれの心のうちを、知ってかしらずか、いつもの爽やか笑顔で、「はい、はいvv」と答えた爽やか男、コンラッドは夜の挨拶をそこそこに自分の部屋に戻っていった。




爽やか香りに、爽やかスマイル0円。
爽やかな周りに囲まれて、今日こそは早く眠れそうだv
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