MoBeYa&小話

□企画準備中掲載SS
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「ごめん。悪いんだけど今準備中でさ、もうちょっと待っててくれない、かな…?」

「この尻軽!!!!」

「のぅわ!!っとと、なんだよヴォルフ!びっくりするじゃんか!」

「…つか待て。なんだよ尻軽って…だからそれはフットワークが軽…」

「誰にでも良い顔をするなといつも言っているのにいつになったら理解するんだお前は」

「は?待たせてるんだから謝るのは当然だろうが」

「解らないやつだな。王であるお前が、そう安々と謝罪をするなと言っているんだ」

「じゃあ相手に悪い事して謝らないっていうのか?そんなの変だと思う」

「そうは言っていないぞ。しかし、だ。…どうやらお前は、まだ自分が王であるという自覚が足りないらしい」

「なっ!!うっせーな!どうせおれは半人前だよ!!つかさ?だったらどうすりゃ良いって云うんだ答えてみろよ」

「簡単な事だ」

「ん?」

「仕方ない…ぼくが貴族の振る舞いというのを見せてやる。よく見ていろ」

「ぉ、おう…っ」

「ではいくぞ…こほん。御登城下さった全ての方々に慎んで申し上げる。現在我らが唯一の存在にして我ら魔族の真の王、ユーリ陛下は………」

「ふんふん…(なんか、恥ずかしいな;)」

「…現在電波の届かないところにいるか、電源が入っていない為…掛かりません」

「……………は?」

「……自分が陛下に掛けていい存在か考え直して覚悟が出来たなら、もう一度お掛け直し下さい」

「いや、なんかそれ文章変だぞ。大体おれの水没したから出れな……つか待て!!電話!?おれ電源切れてんのか?」

「ユーリ、兄上が以前ぼくの事を何と仰っていたのだ」

「え?なんだよ急に、この前の?だから我儘…」

「プー、プー…」

「受話器かいッ!!」

「なんらユーり。このへらちょこめ!らいたいお前がへらちょこたからぼくは日頃から心配はかり……」

「これ夢だな?達の悪い夢なんだな…??そうだな!!」

「ろこへゆくユーリ!!。まら話は終わってないろ……」

「っ、つーわけで!すみませんもうちょっと待って下さいね〜〜!!」

「ッ、らからお前はっ気安くだれにもかれにもはらし掛けるらろ!!!」

「さよなら――――!っば!!ヴォルフッ噛みつくなって痛ッ痛いからヴォル―――……………」







∵∴∵∴∵∴∵∴∵






「という夢をみたんだ」(ガタガタ)

「陛…否ユーリ、なんというか…それは……;」

「意味が解らないな」

「だよなぁ…とほほ」

「ところでユーリ。ジェニファーさんに伺ったんだが…」

「ん?なんだよ」

「優先座席付近では携帯電話…の電源を切って、それ以外の場所ではマなーーモ、モドー?にして…車内での通話は遠慮しろ……との事だ」

「なっなんだと……ッ!!!」

「へ、陛下?これは案外夢では無かったのでは?」

「電話の次は電車かヴォルフ!!次はなんだ!何がでてくるんだ、電子レンジか?電気洗濯機か??」

「いえ、陛下。それでは些か趣旨が変わって……」

「あと電車には詰めて乗るんだぞ?」

「ヴォルフラムッ〜〜〜〜!!!」

「陛下落ち着いて!あぁそれからヴォルフラム、モドーではなく正しくはモ―ドなんだが、いや、それより陛下が混乱なさるからお前はもう何も………―――」






えんど。
(えっここでッ?)




















すみません。
閣下にプーって言わせたかっただけなんです。

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