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□正しい想いの伝え方…
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ぱんっ




その瞬間閉じられていた瞳がパッと開いて同時に眉間にシワが寄った。

おれはといえば余裕もなく彼の頬を両手を挟んで…あとは真っ赤だ。




「ユーリ…」
「おっ///おれがするのか!?」
「他に誰がするんだ。」
「ヴォ…ヴォルフラムとか……」
「……ぼくはいつもしているだろう。それよりもぼくはこの前みたいにユーリのキスが欲しい。」
「…////」


全く真顔でなんて言葉を吐くやつなのだろう。

そう、話は少し前に遡る…夜眠りにつく前にヴォルフラムが今のように口づけを強請る時があった。

ただあんまり"接吻"だの"口づけ"だのと今では使わない直接的な表現をするのもだから恥ずかしくて『おれたちの世界ではキスっていうんだよ。』と教えてやった。


ところが本人はその単語に納得がいかなかったようで…名の由来やら意味を散々聞きまくったあげく…

結果として、ユーリがそこまでいうならキスというものを見せてみろ!!
とキスを迫りまくってきた。
口づけもキスも一緒だと何度いっても聞いてくれなくて…



それが数日前のこと。


そして今日に……




コレだ。




「ユーリ。ほら早く…」




諦めもせずに目を閉じておれの名前を呼び続ける。



ユーリ…


ユーリ。




「……ッ…////」
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