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□正しい想いの伝え方…
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おれはおれでする事もなくヴォルフラムが入れてくれた紅茶を啜りながら空を眺めてた。


サインをする事もない。
可愛い娘も名付け親も不在。

おまけに毒女も現在不在な為意味不明な叫び声も聞こえない…



耳にはいるのは本を捲る音と極楽鳥の鳴き声位で………





久々の平和とはいえ、ここまでくるとなんだか……



「暇だなぁ…」











ばたん……




丁度おれが独り言をいった、

その後だった。




しおりを丁寧に挟んでゆっくりと本を閉じ横に置いたヴォルフラムがおれをみて真顔でいった言葉。





それが冒頭の台詞である。





「………は?」




おれは持ってたカップを落としそうになるのを死守して思わず聞き返した。


ちなみにこいつがキスを口づけや接吻という様な堅苦しい言葉を用いずキスといったのには訳がある。




理由…おれが教えたから…だ。




「聞き取れなかったのか?だから今からキスを「うぁああ////」」



おれは急に熱くなった頬にも気づかず必死に止めた。


「いい!!言わなくていい!!二度言わなくてもちゃんと聞こえたがら!!」



ていうか寧ろいうな!!!


「なんだ聞こえていたのか、ならいいだろう。ほら…」



そういって目を閉じる。
何が!
何故!!
どのよようにいいんだ!?

そう聞きたいのは山々だったけど綺麗な瞳を閉じて顔をこちらに向けるものだから表立った反論が出来なくなってしまった。



だから………
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