流星
□キンモクセイに誘われて
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空気がカラリと乾き、朝晩の冷え込みが少し肌に刺さるこの季節
ふわりと風に乗り優しく私を包み込んでくれるのはキンモクセイの香り
もう泣かないと決めたはずなのに、気付けばつたう涙
強くありたいと思う私の武装を簡単に解いてしまう
僕のこと忘れないように
そう言ってあなたは庭の隅にキンモクセイを植えた
キンモクセイがなくたって、あなたのこと忘れたりしないのに…
「会いたいよ、夜天」
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